世にも奇妙な話'07

事実は小説よりも奇なりとはよく言うものですが、そんな局面に私も先日遭遇してしまいました。
その日私は学校へ行くために最寄の駅まで自転車を走らせたのですが、その帰りに自転車を出そうとすると、

無いんですよ、自転車が。

勿論本当に無くなった訳でも無しに、なぜか隣の列に動かされていたわけですが、さらに奇妙なことに、

合わないんですよ、鍵が。

もっと言えば、鍵が既に刺さってるのです。
勿論鍵は停めた際に抜いてあって手元にあるので、その鍵は全く別物のはずなのですが、それが刺さっているという事は即ち、前述の通り元の鍵が合わないということに。
まぁ要約すれば、

別物になっちゃってたんですよ、鍵も錠も。

別の自転車に当たってしまったのではと思ったものの、確認した結果自分のものであることが判明。
これにゃぁたまげたもんだ。
たまげたを通り越して、背筋がゾッとしたものです。
ふつーに考えて、こんな事ってありえないですしね、ホント。



僅かながら、身の危険を感じた春の夜です。